・諸般の事情により、2020年3月31日で、当院は閉院いたしました。皆様には、いろいろ、ありがとうございました。
縁あって、浜北で仕事を始めてから約34年、私の人生の半分を浜北の地域医療とともに過ごしました。開院当時浜北市の人口は70000人で眼科は一軒しかありませんでした。
途中、浜松医大の緑内障外来も担当いたしましたが、近年は、眼科も増え、機械の進歩もあり、眼科の医療環境は大きく変わりました。
斜視弱視学会の会員で、弱視の発見、治療に力を入れてきましたので、患者さんは、水窪から磐田、三ヶ日に渡る広範囲から来てくださいましたが、少子化で子供の患者さんも少なくなり
、また浜松では三歳児検診での小児科の先生のご尽力もあり、弱視の早期発見が軌道に乗りました。
治療には、患者さんのバックグラウンドを分かり、ゆっくりお話してあげることをポリシーにしてきましたが、このやり方では、経済的に成り立たないというジレンマもあり、今回、私自身はまだ元気で、年齢的な問題もないのですが、閉院することになりました。
長い間、私を信じてついて来てくださった患者さんには、本当に申し訳ない思いでいっぱいです。ありがとうございました。
院長 医学博士 石井るみ子
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